パルプモウルド(パルプモールド)は、古紙をリサイクルして作る環境に優しい包装資材です。「脱プラスチックごみ問題」への対応が急務となっている現在、「自然に還る紙製品」であるパルプモウルド(パルプモールド)は地球の未来をも包む包装資材として注目されています。環境優位性だけでなく、複雑な立体成形が可能で、高い緩衝性を発揮し組み立て不要なため、包装作業の作業性向上にも役立ちます。また、当社は国内でトップクラスのシェアを獲得しています。
パルプモウルドとは、紙を原料に作られるエコ製品です。この動画では、その作り方と、私達の生活のどんなところで活躍するのかを、紹介します。
当社の鶏卵トレーは国内でいち早く、1960年代から⽣産を開始し、鶏卵流通においてパルプモウルド(パルプモールド)製トレーは⽋かす事のできない包装資材となっています。
農業分野においては鮮度保持、工業分野においては高い緩衝性、その両面を兼ね揃えているのがパルプモウルド(パルプモールド)製品です。私達の身近なところで活躍しています。
当会は1990年代に個人宅配と卵の冷蔵供給を開始しました。モウルドパックは通気性があり卵の鮮度保持が期待できることや、物流上の緩衝性に優れることが採用の決め手でした。また、当時はまだ資源のリサイクルは一般的ではありませんでしたが、モウルドパックは古紙原料として再生利用が可能であり、組合員から回収した容器を、再び原料の一部として使用できる点(※1)も魅力でした。 昨今ではプラスチックの資源循環が世界的な課題となっており、当会でも容器包装プラスチック排出量の削減に努めています。卵の容器にAPETではなくモウルドパックを採用することで、年間322t(※2)のプラスチックごみの削減につながっています。 |
※2 2018年度にモウルドパックで出荷された卵が、プラスチック容器で出荷されたと仮定し算出した重量
当会の組合員からは「卵パックをリサイクルとして回収してもらえるので家庭ごみが減るのはありがたい」、「環境に配慮されているところも気に入っている」などの好評のお言葉が届いています。モウルドパックの回収率は2020年10月度で81.4%(※)と高く、組合員にもリサイクルの取り組みが浸透しています。 |
パルシステム様の各種たまごパックで当社パルピーが採用されています。 パルシステム様・組合様との連携によりパルピーは再生利用され、新たなパルピーとしてリサイクルされます。
原料の選定、調整、成形と生産過程の全ての面で業界トップクラスのシェアを有する豊富な経験と高い技術力が支えています。この経験と技術力が当社パルプモウルド製品の礎です。